松井秀喜が語った 「臨時コーチ」「監督問題」「NYライフ」
キャンプで巨人とヤンキースの臨時コーチを務めたのが、元巨人・ヤンキースの松井秀喜(39)。ファンやフロントや現場で湧き上がる「監督待望論」を本人はどう受け止めているのか。初めてコーチを経験しての収穫、ニューヨークでの生活もあわせて聞いてみた。
■「教えるのは難しいことを理解した」
――宮崎では選手にどんなアドバイスをしたのですか。
「期間が短かったので基本的な、自分が感じる大切なことだけを伝えました。選手がそれをどう受け止め、どういうふうにそれを実践したのかはわかりませんけれど」
――具体的には。
「ボールを長く見るためにはどうするかとか、強く振るためにはどうするかとか。そういうことを僕なりに選手に伝えたつもりです。そのための方法ですね」
――若手に伝える過程で考えたこと、心掛けたこと、いま考えていることはありますか。
「臨時コーチの経験は、僕にとって非常に勉強になったとは思います。けれども、仮に将来、自分がそういう立場になったとして、こういうふうにやろう、などという考えは、現時点ではありません」