“ミニウルフ”浪乃花さん チャンコ屋の雇われ店長になっていた
本日登場の元小結・浪乃花さんは“土俵の鬼”こと元横綱の初代若乃花が育てた最後の関取だ。93年、初代若乃花の二子山親方の定年退職にともない、藤島部屋(元大関貴ノ花)と旧二子山部屋が合併して新生二子山部屋が誕生した際、浪乃花さんも部屋を移った。その二子山部屋は貴乃花部屋に衣替えしたが、厳しい取り口から“ミニウルフ”とも呼ばれた浪乃花さん、今どうしているのか。
浪乃花さんと会ったのは地下鉄門前仲町駅から歩いて5分、マンション1階にあるチャンコ屋「天海地」。
「以前は乃木坂でやってたんですよ。でも、いろいろあって、去年4月、ここに移ってきました。以前は自分がオーナーでしたが、今は別にオーナーがいる。つまり、雇われ店長ってわけです。もちろん、味噌、醤油、塩、カレー味のチャンコは毎日、最終的に自分が味見してますよ。そうでないと、味にムラが出ちゃう。昔の味を覚えてて足を運んで下さるお客さんに申し訳ないじゃないですか」
浪乃花さん、こういってほほ笑んだ。「天海地」は現役時代、心に秘めていた四股名だとか。