キプロス戦 サプライズFW大久保はいつどんな形で起用?
W杯ブラジル大会に出場する日本代表は27日、埼玉スタジアムでキプロスと対戦する。攻撃陣での注目は、サプライズ選出で“時の人”となったFW大久保。キプロス戦では、トップ下での先発出場の可能性も囁かれている。
実際、25日に打ち上げた5日間の鹿児島・指宿合宿では、トップ下でプレー。経験のあるサイドには一度も入らなかった。
サッカージャーナリストの元川悦子氏が言う。
「瞬発力があり、得点感覚に優れる大久保がトップ下に入ることで、例えば左の香川とのポジションチェンジで相手をかく乱したり、左に回った大久保と右の岡崎が揃ってゴールを狙う動きをしたりと、本田にはない攻撃バリエーションをもたらすことが期待できます。パスの出し役である遠藤も先の合宿中に『(本田)圭佑とはまた違った特徴を持っている』と話していた。場合によっては、トップ下・大久保、1トップ・本田と、より攻撃的な布陣を敷くという選択肢も出てきます」
ザッケローニ監督が大久保を、元川氏の言うような攻撃のバリエーションを増やす重要なピースと考えているのか、あるいは、ただの控えと位置付けているのかは、キプロス戦での起用が大きな判断材料になる。