若手投手連夜好投で原監督からの信頼失う巨人「FAコンビ」
5勝3敗、防御率3.50の杉内も、絶対的な存在ではなくなった。復調気配だった5月でさえ、「老け込むのはまだ早い」と原監督はチクリ。7日の西武戦も3失点で敗戦投手となり、ベンチの信頼をジワジワと失っている。ナインからも「同じ左腕なら、杉内より今村の方がいい球を投げる」なんて声も上がっているのだ。実際、昨年の日本シリーズ最終戦の先発が、杉内か今村かで首脳陣の意見が分かれたという。結局、安全策の杉内でいき、日本一を逃す結果になった。
5月の前回登板でKOされた今村をベンチで説教し、二軍へ落とした原監督は「いろんな思いがあっただろうが、結果としていい投球だった」とうれしそうだった。実績十分の大竹と杉内が、小山と今村に取って代わられる日は、意外と近いかもしれない。