余裕の1位突破 フランスが決勝Tで“大化け”の予感
エクアドルと引き分けたフランスが、余裕の1位突破。2戦6得点の貯金で、スイス戦から4人を休ませる余裕を見せた。
W杯では、強豪国ほど体調のピークを決勝トーナメントに持ってくるといわれるが、フランスには理想の展開だ。グループリーグ3試合は涼しい会場に恵まれ、ベースキャンプからの移動距離も3試合で5780キロと少ない。1位突破できたことで、ナイジェリアとの1回戦は全会場で最も涼しいブラジリアになった。
不安視されるエゴによるチームの内紛も、今のところ聞こえてこない。南アフリカ大会のチーム崩壊がトラウマになって、デシャン監督がチームの“和”を重視、それが功を奏しているようだ。フランスサッカー協会の公式サイトで公開されているベースキャンプや移動中の密着動画を見ても、チームの和気あいあいぶりがよく分かる。
リベリの離脱から今大会ノーマークのフランスだが、決勝トーナメントで旋風を起こす条件は揃っている。