4週間ぶり甲子園で阪神大勝 ヒーロー狩野は年俸800万円
前日(28日)は巨人沢村の前に、たったの2安打完封負け。強いのか弱いのかわからない阪神が、一夜明けて4週間ぶりに甲子園に戻ると、最下位ヤクルト相手に12安打10点の猛攻で大勝した。
投手陣が弱体化しているヤクルト相手に何点取ろうが威張れたもんではないが、この日の収穫は狩野(写真)の猛打だ。二回は右前打で出塁すると上本の左前適時打で生還。三回には2死二塁から左翼席に2ランアーチを放ち、四回は2死二、三塁で左翼へ2点タイムリー。3安打4打点とバカ当たりした。
2012年にヘルニアが再発。腰の状態が悪く、シーズン終了後に育成契約となったが、昨年7月に支配下選手に再登録された。それでも今季は200万円減の年俸800万円でサイン。プロ14年目、31歳の給料としては安すぎる。
くしくも腰痛で抹消された新井良の代わりに今季初めて一軍に上がると自慢の打棒が炸裂。
「(ホームランは)打った球種も覚えていないくらい必死でした。チャンスだったので、ファウルや空振りを恐れずに思い切ってスイングした」という狩野。
左投手の時は出番が増えるだろうから、まだまだ年俸アップのチャンスはある。