逸ノ城にもヒント求め 日ハム大谷もくろむ「体重増」に潜む罠

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■沢村や松坂の失敗例も

 かつてダルビッシュ(レンジャーズ)はオフの期間を利用して肉体改造を敢行。体重を一気に10キロ増やして直球の球速を伸ばした。一方でそれを真似た巨人の沢村は1日8食をノルマに体重増を果たしたものの、成果として野球には直結せず、今季は右肩を故障した。メジャーで右ヒジを痛めた松坂大輔もその原因のひとつが急激なウエートアップにあったといわれている。

 大谷は以前、「球速にはあまり興味がない」と話していた。それが今季、162キロを出したことでマスコミやファンがスピードに注目。スポーツ紙に「175キロも夢じゃない」と書かれて、ソノ気になっているのだとすれば、チーム関係者が眉をひそめるのも理解できる。

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