「非行のデパート」白鵬の大鵬超えは大相撲崩壊の始まり
■ライバルなし
白鵬には以前からこうした兆候はあったものの、優勝回数が増えるにつれ態度はますます悪化している。現在でさえ土俵態度が目に余るのだから、大鵬超えともなればますます拍車がかかるだろう。スポーツマスコミはそんな白鵬の悪事を指摘せず、「偉大な記録」と号外まで配ってはしゃいでいるのだから同罪だ。
白鵬を止める力士がいないことも、悲劇を助長させている。相撲評論家の中澤潔氏が言う。
「大鵬には柏戸という手ごわいライバルがいながら、記録を打ち立てた。しかし、白鵬にはこれはという強敵がいない。日馬富士と鶴竜は横綱とはいえ、仲間意識が強いモンゴル人。だから最も手応えのある相手は、頼りないでしょうけど稀勢の里になる。ファンも稀勢の里に期待するしかない。他に誰もいないのだから仕方ありません」
最大の敵が勝負弱い大関では、白鵬も楽なもの。40回と言わず、50回の優勝も夢ではない。
白鵬の大鵬超えはすなわち、大相撲の崩壊である。