緩慢プレーにコーチご立腹…巨人のお寒い「チーム打撃練習」
これに対し、ある選手はこう言った。
「チームバッティングは待ち時間が長くて体の芯まで冷え切ってしまう。今年は練習時間も長い。最初に阿部さんと村田さんにバントのサインが出たでしょう。今に始まったことじゃないけど、もし打てなかったら、4番だろうが、今まで以上にバントのサインが出るってことですよね。打順とかも去年以上に変わるかもしれませんよね」
貧打に泣いた昨季、原監督は113通りもの打順を組み、4番でさえコロコロ代えた。このオフは外国人やFAで強打者の補強をしていない。貧打線に上積みがない事情もあって、さらに細かい野球をやる、と指揮官は周辺に漏らしている。だから川相ヘッドも怒ったわけだが、首脳陣のそんな構想とは裏腹に、気候同様に内容も寒かった「スモールベースボール」の練習。カミナリを落とされたナインは、今年の原采配に戦々恐々としている。