オリ森脇監督に聞く「積極補強の真相」と中島裕之の「起用法」
小谷野(日本ハム)、バリントン(広島)、ブランコ(DeNA)に3年ぶりの日本球界復帰となる中島。ライバル球団が驚いた大型補強から、「今年は何が何でも勝つんだ!」という宮内オーナーの強い気持ちが伝わってきた。
「これだけの補強は現場からのお願いなのか」
森脇監督にこう聞くとクビを横に振って、「いいえ。フロントとオーナーには感謝しています。昨年までの選手が頑張ってくれたから、これほどの補強につながったのだと思っています」と言った。
内野はレギュラーが決められないほど層が厚い。8日のシートノックで中島の姿を探すと一塁を守っていた。西武時代より太くなったという印象を受ける。もともとフットワークのいい選手ではないので遊撃や二塁は厳しいのではないか。
一塁にはT―岡田と13年の2冠・ブランコがいる。三塁はFA加入の小谷野と俊足のヘルマンが争う。中島はレギュラーを約束されている状況ではない。
「T-岡田は左翼もできるし、DHでも使える。中島が一塁を守ることもあるかもしれません」という監督に、中島にはどの程度の打撃成績を残してほしいのか? と向けたところ「数字は求めません。打率は・280でも内容が良ければOKです」と語った。今のところ中島の起用法は固まっていないようだ。