敵スコアラー脱帽 日ハム大谷はもう「7年目のダル」を超えた

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 このOBが指摘するように、進化しているのは技術にとどまらない。

 昨年のシーズン中のことだ。周囲を仰天させたのは完封した試合の直後だった。当時は高卒2年目。フツーなら神経は高ぶり興奮もする。ロッカールームで大騒ぎの若手も珍しくない。

 が、大谷は違った。興奮するどころか、冷め切った表情。試合後の取材が終わるやいなや、食堂に来て平然と食事をしていたという。

「コーフンしてたのはむしろ球団職員の方。上気した表情で『おまえ、スゴいじゃないか!』と声を掛けたんですが、大谷はハシを手にしたままキョトンとしてた。完封して当たり前、何を騒いでるんですか、と言わんばかりだったそうです」とは別の日本ハムOBだ。

 意識の高さに比例するように、体もさらに大きくなった。体重は昨年より5キロアップ。このOBがこう言った。

「去年キャンプインした時点で筋肉のつき方はダルの3、4年目に匹敵してたといいます。今年もオフにウエートを山ほどやった成果でしょう。それも球団が作ったメニューではなく、自分なりに考えた筋トレをこなしてきたそうです」

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