県岐阜商・高橋にもスカウト辛口 今センバツは“凶作”の大会
今大会ナンバーワン投手でもこの評価なのだから、他の選手は推して知るべし。不作どころか凶作だという。
「仙台育英の右腕・佐藤世那(180センチ、76キロ)は右腕をぶん回すフォームに無駄がありすぎる。高校レベルでは面白い投手だけど、プロはああいう投げ方の投手は獲得しない」(東北地区担当スカウト)
「敦賀気比の平沼翔太(178センチ、75キロ)、東海大菅生の勝俣翔貴(180センチ、80キロ)の両右腕はともに左打ちで、投手より打者向き。それでもドラフト上位はない」(パ球団スカウト部長)
岡山理大付戦で決勝3ランを打ち、「雰囲気が阪神の鳥谷に似ている」とスポーツ紙がベタ褒めした木更津総合の遊撃手、桧村篤史(180センチ、75キロ、右投右打)はどうか。
「鳥谷級? バカ言え(笑い)。打撃と体格は合格だけど、動きにスピード感がないからプロで遊撃は無理。三塁なら出来るかもしれないね。遊撃手なら、仙台育英の平沢大河(176センチ、76キロ)が大会ナンバーワン。野球センスがあって、プロに行っても活躍できるんじゃないか」(ベテランスカウト)
文句なしの逸材がいないんじゃ、スカウトたちが退屈するのも当然か。