長距離なのに審判10人程度 「競歩」は違反をどう見つける?

公開日: 更新日:

 富士通の鈴木雄介(27)が3月の陸上全日本競歩能美大会の20キロ競歩で、1時間16分36秒の世界新記録を樹立。一躍、競歩がクローズアップされた。

 競歩はマラソンとは違い、厳格なルールがある。(1)「両足が同時に地面から離れることなく歩くこと」。(2)「前足は接地の瞬間から垂直の位置になるまで、真っすぐに伸びていなければならない」。(1)を違反すると「ロス・オブ・コンタクト」、(2)を違反すると「ペント・ニー」となり警告の赤カードが出される。3枚に達した時点で失格となる。

 これをジャッジするのが審判員。日本陸連が主催する大会では、主任を含めて6~9人。この中には3人の国際競歩審判員が含まれている。ジャッジはすべて目視で行われ、ビデオ判定は導入されていない。

■マラソンより少ない参加人数

 ここで疑問も浮かんでくる。たとえば鈴木が出場した大会は20キロ。

 そんなに長い距離の違反を少数の審判ですべて把握できるのかということ。日本陸連に尋ねたら、こんな答えが返ってきた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    べた褒めしたベッツが知らない、佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れの過去!

  4. 4

    フジテレビ労組80人から500人に爆増で労働環境改善なるか? 井上清華アナは23年10月に体調不良で7日連続欠席の激務

  5. 5

    ついに不動産バブル終焉か…「住宅ローン」金利上昇で中古マンションの価格下落が始まる

  1. 6

    露木茂アナウンス部長は言い放った「ブスは採りません」…美人ばかり集めたフジテレビの盛者必衰

  2. 7

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も

  3. 8

    和田アキ子戦々恐々…カンニング竹山が「ご意見番」下剋上

  4. 9

    紀香&愛之助に生島ヒロシが助言 夫婦円満の秘訣は下半身

  5. 10

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係