今季最短KO…広島・黒田を泣かせた「狭いストライクゾーン」

公開日: 更新日:

 先日、中日の達川光男チーフバッテリーコーチもこう言っていた。

「開幕当初は選手がエーッという表情を見せて見逃し三振をすることが多かった。ビデオで確認したら、(ストライクになったボールが)ストライクともボールとも取れるものが少なくなかったが、最近は見逃し三振が減って、審判は(ゾーンに)きっちりとストライクを取っているように感じる」

 ライバル球団のスコアラーもこう言う。

「黒田はボールを微妙に動かしながら、バックドア、フロントドアといわれるようにツーシームを左右高低のコースに制球して打者を打ち取ってきた。ストライク先行を徹底して常に投手有利のカウントをつくるからそれが打者にプレッシャーをかけていたわけです。ストライクゾーンの広さがいよいよ黒田にはプラスに働いていた。ただ、ここ最近は微妙なコースのボールがストライクを取ってもらえないことが増えつつある。開幕から3試合の平均奪三振数が5.7個あったのが、4月末からのここ3試合は1.3個に減ってもいる。球威で勝負するタイプではないだけに、これからは簡単には抑えられないと見ている」

 顔に大粒の汗をかくシーンが増えそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭