【全英リコー女子OP】藍とさくらは“恩恵”生かせず53位
【全英リコー女子オープン】(ターンベリー・エイルサコース=パー72)
日本人9選手が出場した今年の全英女子オープン。初日は1組目の大山志保(午前6時30分)からスタートして、宮里美香(2組・6時41分)、宮里藍(3組・6時52分)、横峯さくら(5組・7時14分)と早い時間に日本人選手が続いた。
先の男子メジャー、全英オープンでも分かるように、リンクスでは早朝プレーのほうが有利だ。風が比較的穏やかで、初日はスパイクマークも少なくグリーンが荒れていない。くわえて朝露など、グリーンもボールが止まりやすくなる。日本人選手に非常に有利なペアリングが組まれたといえる。
どうしてこうしたペアリングになったのか? 理由のひとつは冠スポンサーが、日本企業のリコーだからだ。
男子大会では、アメリカのテレビ局が高額な放映権料を支払っているため、人気選手を放送時間に合わせてペアリングを動かせる“権限”をもっている。しかし女子大会は、そもそも地上波で中継されることが少なく、今回もアメリカでは地上波は日曜日夕方にABCが1時間、録画放映するだけだ。