遼が今季11度目予選落ち 米ツアー「来季シード」へ崖っぷち
6月の全米オープンから8週連続出場だった石川遼(23)が先週の「バラクーダ選手権」で今季11度目の予選落ち。それまでフェデックスランク125位につけて、来季シード権とプレーオフ進出の当落線上にいたが、ランクを1つ下げて126位に後退した。
石川は今週のメジャー、全米プロには出場できず、残る試合はウィンダム選手権(20日開幕)のみ。
2014-15年シーズンはウィンダム選手権が終わった時点でフェデックス125位に入らなければプレーオフ初戦のザ・バークレーズ(27~30日)に出場できない。その後は2戦目のドイツ銀行選手権(9月4~7日・ランク100位内)、BMW選手権(9月17~20日・70位内)、最終戦のツアー選手権(9月24~27日・30位内)と出場選手が絞られて続くが、松山英樹は最終戦まで出場安泰とみられる一方で、石川の今シーズン終了は早まりそうだ。気になるのは、その後だ。
「石川の今季賞金ランクは前週まで109位(約80万ドル)につけており、昨季の125位(71万ドル)を上回っています。米ツアーの出場カテゴリーでは⑲フェデックス125位内に次ぐ⑳賞金ランク125位内の出場優先資格が手にできそうです。メジャーや世界ゴルフ選手権、それにA・パーマー招待、プレーヤーズ選手権といったビッグ大会には出場できませんが、米ツアーで戦うチャンスは残されています」(米ツアー記者)
とはいえ、プレーオフに進出できるか、できないかが選手の実力を見極める物差しになる。いずれにしろ、あと1試合を死に物狂いで戦うしかないのだ。