女子マラソンで日本記録 小鴨由水さんは指導&生保レディー
「駅伝部は部員集めが悩みの種ですね。今の部員は3人。少なくとも6人そろわないと、公式大会に出場できないんです」
各教室やサークルに所属しているのは10人前後。もっとも年齢層が広い九州ダックスで約30人だ。
「指導は基本的にマンツーマンです。速く走りたい、競技会に出たい、痩せたい、健康維持をしたいなど参加者の方の目標、目的はいろいろ。個別の身体能力を見極め、それぞれに適したトレーニングメニューを作成し、指導してます」
98年に結婚。中2と小4の男の子がいるが、2人とも「走ることには興味ないみたい」と苦笑する。
「実は11年4月に離婚したんです。おまけに去年2月、元主人は仕事中に大動脈瘤解離で突然死してしまって。別れたとはいえ、子供たちにとっては大切なパパですし、週に1度は会って食事したり、遊んだりしてましたからね。心の中に大きな穴がポッカリあいたみたいで、立ち直るのにかなり時間がかかりました」
つまり、現在はシングルマザーというわけだ。しかし、非常勤講師や臨時職員で生活は成り立つのか?