残り4Hから痛恨3ボギー…松山英樹は全米プロでも初日苦戦
「ティーショットは安定していたが、グリーンを捉えきれず、ボギーはもったいなかった。ボールコントロールしたいところでできなかった」(松山)
松山はメジャー初日にいつも苦戦している。今年のマスターズ(結果5位)は初日首位と7差18位、全米オープン(同18位)は5差26位、全英オープン(同18位)は7差64位。2日目以降に盛り返しているのだが、初日の出遅れが最終日まで響いている。
「初日は午前組がスコアを伸ばし、午後組が苦戦しています。おそらく午後組になる2日目の松山は、風の影響を受けてスコアを大きく伸ばすことは難しいと思われます。だからこそ初日に貯金をつくっておきたかった。せっかく5アンダーまで伸ばしたのに、そこからの3ボギーは痛い」(米ツアー記者)
松山の場合、ショットのスコアに対する貢献度を示す「ストローク・ゲインド・ティー・トゥ・グリーン」はランク4位とトップクラス。しかしパットの貢献度を示す「ストローク・ゲインド・パッティング」は113位とグリーン上での成績が悪すぎる。米ツアーでは、7~8メートルのパットを当たり前のように決められないと勝負にならないといわれている。難設定のメジャーなら、2~3メートルのパットを外しているようではV争いに加われないということになる。
初日は残り4ホールから3ボギー。これがボディーブローのように最後まで響くことになりそうだ。