試合に勝っても“地獄の階段上り” 巨人・立岡が語る鎮西時代

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「携帯電話は夜の9時に没収というか預ける決まりになっていた。学校にも持っていけない。使えるのは練習が終わって下宿に帰ってからの1、2時間だけ。こうなると、持っている意味がほとんどない。だからみんな考えた。安いダミー用の携帯を買って提出するんです。通信カードを抜いてダミーの方を提出すれば、もう一台の方にカードを入れてバッチリ使えます。でも、2階の部屋に置きっ放しになっていた携帯のバイブが夜に『ブーン』って震えたせいで1階にいる監督のお父さんにバレちゃったり、疲れて携帯を握り締めたまま寝ちゃうヤツがいて『おまえ、2台持ってたのか?』って、こっぴどく怒られたり……。悪いことはできないもんです(笑い)」

 08年のドラフト2位でソフトバンクに指名されたものの、12年6月にトレード移籍。左ヒジの故障のため、左打ちに転向してわずか3年。主に「1番」に座り、打率・333。8月は14試合で50打数22安打、打率・440と当たっている。原監督は「一番給料の高い選手に感じる」「存在感という点で最も輝いている」など連日、賛辞を惜しまない。5億1000万円の阿部を筆頭に、高給取りがズラリと並ぶ巨人にあって、今季の推定年俸は900万円である。

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