4連勝で燕のM点灯また阻止も…巨人の逆転Vに「3つの不安」
■敵地での3試合にも分が悪いデータが
打線もからっきしだ。ヤクルト戦のチーム打率は.242だが、この日の2~5番を見てみると、片岡.152、坂本.162、阿部.189、長野.205と中軸が揃ってヤクルト投手陣を打ちあぐねている。
ヤクルトとの直接対決3試合が重要なのは当然だが、追う立場の巨人にとって、それ以外の3試合も同様に大事。敵地甲子園での阪神戦1試合と横浜スタジアムでのDeNA戦2試合がカギとなる。
「東京ドームで11連勝中という強さとは裏腹に、ロードでは26勝42敗1分けと分が悪い。16勝8敗とお得意さまの阪神も甲子園では5勝6敗。特に厄介なのは横浜スタジアムのDeNAとの2試合ですよ」と球団関係者が眉をひそめる。
「今季13勝10敗ながら横浜スタジアムでは3勝5敗。一度3タテを食らったし、逆転に次ぐ逆転のシーソーゲームばかり。勝利の方程式のマシソンがここで防御率16.20、山口も5.40とメッタ打ちされているからです。しかも、この2試合がDeNAのシーズン最終戦。まだ進退を明らかにしていない中畑監督が見納めになるかもしれないとなれば、ファンが大挙して押し寄せる可能性大。Bクラスが確定していても、やりにくい環境になるでしょうね」
巨人が逆転優勝するには、いくつものハードルが待ち構えている。