CS滑り込みロッテは“大辛査定” 日本S進出逃せば大幅減俸も
まだ手放しでは喜べない――。
4日の日本ハム戦に勝利して2年ぶり5回目となるクライマックスシリーズ(CS)進出を決めたロッテ。シーズン開幕前は補強らしい補強もしなかったことから、球界OBらの順位予想は「Bクラス」がほとんどだった。開幕後も相次ぐ主力の故障や主砲・デスパイネの途中離脱などがあり、球団関係者も「他球団の戦力を見ると、どう考えてもウチは最下位争い」と自虐的に話していた。そんなチームが3位に入ったのだから、一部ナインは早くも年俸アップを期待しているようだが、そうは問屋が卸さない。日本シリーズに進出できなければ、大半の選手が減俸になる可能性があるからだ。
今季のロッテでシーズンを通して活躍したのは現在14勝のエース・涌井と、34セーブを挙げた守護神・西野、野手で唯一打率3割をマークする清田ぐらい。ルーキーの中村、3年目の捕手で今年ブレークした田村ら一部の若手を除き、ほぼ全員が前年の成績を下回った。
そんな中、ロッテが3位になれたのは「他球団の自滅」が大きかった。