西の大物選手に“火の粉”も…巨人「野球賭博」問題が呼ぶ波紋
巨人に端を発した今回の野球賭博騒動。他の11球団にとっても「対岸の火事」では済まなくなってきた。
阪神の峯本チーム運営部長は8日、野球賭博問題を受け全選手、首脳陣および球団職員への聞き取り調査を開始したことを明らかにした。
「各球団とも危機感を抱いている何よりの証しですよ」と、さる球界事情通がこう続ける。
「多くの球団はフロントや親会社に警察OBを天下りさせるなど、警察と強力なパイプを築いています。内部の人間がその筋とトラブルを起こしたときに丸く収めたり、モミ消したりしやすいからです。ドラフトで獲得を狙っている新人選手の両親の素性を調べたり、次期監督候補の身体検査をすることもある。そういった警察OBや警察関係者がいま、自分の所属球団や懇意にしている球団の選手に野球賭博に関係しているのがいないか、警察ルートを使って本格的に調べ始めたというのです。もし、危ない選手がいれば、自分の落ち度ということになりかねませんからね。それこそ血眼だといいます。で、複数の警察OBの情報網に引っ掛かったというか、野球賭博につながっている可能性が高いと浮上したのが西の方の球団でプレーする大物選手だと聞きました」