クラブがどんなに進化しても飛ばしの極意は不変
今どきのドライバーは慣性モーメントが大きくなっているが、それでも芯からたったの5ミリ外れただけでヘッドがブレ、ヘッドがブレた分だけ飛距離は5~10ヤードも落ちてしまうのである。
インパクトでは1トンのエネルギーが発生するといわれているが、高速度カメラで観察すると、まさにそれが事実であることが確認できる。
クラブがどんなに進化しても、性能を100%引き出すためには芯で捉える技術が求められるのだ。
ゴルフクラブが進化したことで、プロとアマチュアの「飛距離格差」はどんどん広がっている。そして今どきのゴルフクラブは、その構造上、スキル(技術)が高い人ほど有利な道具になってしまっている。次回は、今どきのゴルフクラブの特殊性についてじっくり説明したいと思う。(ゴルフライター・マーク金井)