<第5回>旧来の陸上界にはない新発想を指導に取り入れてきた
もともとが開けっ広げな性格の持ち主。指導方針をメディアなどを通してオープンにし、講演でも「間違った練習は選手の将来の芽を摘む」と青学大独自のトレーニング法・青トレを積極的に開示してきた。それもこれも、低迷している日本長距離界の現状を憂いているからこそ、なのだ。
全日本大学駅伝が2位に終わり、手の届くところにあった大学駅伝3冠の夢はついえた。
しかし、年明けには箱根駅伝2連覇という大きな目標が控えている。
全日本大学駅伝では苦い思いをしたが、青学大陸上部にとって「もう一段強くなるための良薬」になったことだろう。
まだまだ原監督のチャレンジは続いていく。(つづく)