松山が背中痛で途中棄権 “古傷”との関連性を専門家が指摘

公開日: 更新日:

【WGC HSBC選手権】

 大会3日目に右背部の痛みを訴えて、6ホールをプレーしただけで棄権した松山英樹(23)。ラウンド中は背中をさすったり、しきりに違和感を気にしていた。

「無理すればできるけど、無理だから無理」とコメントしたが、前年覇者として出場する日本ツアーのダンロップフェニックス(19日開幕)までに完治できるのか、が気になる。

 フィジカルトレーナーの平山昌弘氏は「前週の右足首ねんざと、今回の背中の痛みは関連があると見ていいでしょう」とこう解説してくれた。

「下半身にトラブルを抱えると上半身に影響が及びます。ねんざした右足首をかばうと上半身は左に傾いてくる。体のバランスが崩れてくるわけですが、プロだからスクエアではないと無意識のうちに右側に戻そうとします。その右足首をかばった代償が右背中の痛みにつながっているのです。松山が“無理”と言ったのも体のバランスがズレたままプレーを続けると、もっと状態がひどくなるとわかっているからでしょう。筋断裂という大きなトラブルがなく、原因がはっきりわかっていれば1週間もあれば背中の痛みも右足首のねんざも大丈夫でしょう。ただ、ねんざだからと甘く見ていると取り返しのつかないこともありえます」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動