巨人を解雇された笠原は、野球賭博だけに飽き足らず、違法な裏カジノへも出入り。球団は昨年4月にこれを把握していたにもかかわらず、隠蔽していた。それを追及する声もなく、会議後の会見に出席した熊崎コミッショナーも「裏カジノの経営者は反社ではないのか? 疑いはあるけれど、それを明確にするのは難しい。いろんな限界の中で(調査委に)裁定してもらったわけだから」と逃げの一手。
この日、各球団のオーナーたちがこぞって静かだったのは、自分たちにいつ火の粉が飛んでくるか分からないからだろう。巨人3選手のクビをもって、球界全体で幕引きを図りたいという空気が、オーナー会議から伝わってきた。