マエケンに強力ライバル FA左腕チェンを複数球団が狙う
広島からポスティングシステムを使ってメジャー移籍を目指す前田健太(27)に強力なライバルが立ちはだかっている。
同じアジア人投手で元中日の左腕チェン(30、オリオールズからFA)のことだ。
メジャー4年間で通算46勝(32敗)をマークしているチェンには、複数の球団が関心を示している。先発左腕が今オフの補強課題のカージナルスを筆頭にドジャース、エンゼルス、パドレスらが代理人のスコット・ボラス氏に接触を図っているといわれる。
CBSスポーツ(電子版)が10日(日本時間11日)に伝えたところによれば、チェンは「5年8500万ドル(約104億円)」規模の契約を希望しているという。
スポーツ専門局「ESPN」(電子版)の予想では前田獲得に要する費用は譲渡金2000万ドル(約24億4000万円)を含めて総額で8000万ドル(約97億6000万円)。前田の見積額とチェンの希望額はほぼ同等で、投手としてのランクも似たり寄ったりとみられているのだ。