定着するのか “生みの親”が語る「プロ野球三軍制」の実態
「四国アイランドリーグの公式戦として32試合。今は韓国にも年2回遠征して、プロの二軍と20試合前後行います。国内は、ウエスタン、イースタンともに奇数球団ですので、試合をやっていないチームがある。そこと対戦したり、九州の社会人チームともやります。8月には大学生との試合が解禁になるので、岡山あたりの社会人チームと戦ってからバスで東上していく。宿は民宿でもビジネスホテルでも一番、安いところを探す。ハングリーな環境におくために、四国へは朝出発で試合前に到着(前泊なし)、帰りは試合後に徹夜のバス移動、朝到着です。大阪や東京では社会人や大学生と対戦します。巨人とは定期交流戦もやっています」
■年間3億円80試合
――随分経費がかかりそうですね。
「三軍の運営には年間3億円ぐらいですが、これはホークスだからです。九州には対戦相手が少なく、韓国、四国、大阪、東京等々、移動経費が多額。対戦相手の多い首都圏、近畿圏なら、ホークスほど経費はかかりませんよ」
■筑後のボールパークはタダ