マエケンに懸念の声…右肘の異常を加速させる“特異体質”
「登板間隔が中5日、中4日の場合、明らかに球威が落ちるのです。我々のスピードガンで最速154キロの直球は145キロまでダウンした。メジャーのように100球の球数制限がないとはいえ、疲労が回復しづらい体質なのか、体全体を使わずに上体で投げることも気になった。腕の振りも鈍くなるため、変化球のキレも悪くなり、右打者へのスライダーが外角に抜けるケースも目立った。今季も下半身を使わずに上体だけで投げ続ければ肘への負担は増す。スタミナを強化しなければ、肘を壊すのは時間の問題でしょう」
昨季の前田は9月13日の阪神戦に中4日で登板。7回を2安打無失点で13勝目をマークした。これは阪神の貧打に救われたことも大きかった。パワーのあるメジャーの打者相手にはこうはいかない。