マエケンに懸念の声…右肘の異常を加速させる“特異体質”
「日本でも投げたことあるし、自分の中で調整法もある」――。
7日(日本時間8日)の入団会見でドジャース前田健太(27=前広島)が、中4日の登板間隔について自信を見せた。
一方で「身体検査においてイレギュラーな点があった」と自ら健康不安を告白。具体的な箇所は明かさなかったが、7日付の大リーグ公式ホームページは「右肘」の異常を指摘し、「どこかの時点でトミー・ジョン(靱帯の再建)手術を受ける可能性がある」と伝えている。
ドジャースでは事前に前田サイドから医師による診断書の提供を受け、異常は織り込み済み。フリードマン編成本部長は「仮に故障しても、練習熱心な彼ならさらに強くなって復帰するはずだ」と、リスク覚悟で獲得に踏み切ったことを明かした。
しかし、球団フロントの懸念は早い時期に現実のものとなるかもしれない。前田の「体質」が患部の悪化を招きかねないからだ。
「中4日のローテーションを守るにはスタミナに不安がある」と早くから前田の視察を続けてきたナ・リーグのスカウトがこう続ける。