U-23日本は「自分たちのやり方」に徹すればイラクに勝てる
五輪予選・準々決勝のイラン戦は消耗戦になったけど、日本は特に守備陣がよく頑張ったね。延長に入ってイラン選手の足が止まり、日本は3点ゲット。ジリジリしながらテレビ越しに試合を見ていたサポーターは「どうせゴールを決めるのなら90分のうちに……」なんて言いたくなっただろうね(笑い)。
いや、負けたらジ・エンドの試合に奮闘し、準決勝進出を果たした監督や選手に対して失礼だった。彼らは本当に頑張ってくれた。
準決勝(日本時間26日午後10時30分開始)は「勝てば五輪出場」。相手は今大会実力ナンバ―ワンと評価されているイラク。厳しい戦いになるが、1次リーグから見せた“粘り強い”戦いをやれば、日本に勝機は十二分にある。
使い古された言い方になるが――。とにもかくにも「落ち着いてプレーすること」だね。日本選手は技術もあるし、スタミナもある。守備も強固だし、ボールを回すべき時間帯、セーフティーに大きく蹴り出す局面も分かっている。今大会の日本は、どの国とやっても簡単に負けるチームじゃない。選手たちは自信を持っていい。これまで通りに「自分たちのやり方」に徹すれば勝てる。ボクはそう信じているよ。