先輩の前でドンブリ飯3杯 中日・小笠原に早くも大物の風格
9日、中日の黄金ルーキーは小笠原慎之介投手(18)は、陸上競技場でランニングと「格闘」していた。
先輩投手との800メートル走は2分44秒でベストタイムを更新したが、順位はシンガリ。キャンプインしてからランニングはいつも最後だ。高校時代からランニングが苦手という小笠原は「『ドラゴンズはランニングメニューがきつい』というのは聞いていましたが、やっぱりきついですね」と苦笑いだ。
その一方で、キャンプ序盤から一軍投手としての“風格”は漂わせつつある。
9日は谷繁監督が見守る中、ブルペンで捕手を初めて座らせ、ストレートのみの33球。「7割くらいの力」(小笠原)で最速146キロをマークした。
高校時代に痛めた左ひじを考慮されキャンプはスロー調整だが、「ひじの状態はいい。このまま維持したい。一日でも早く実戦で投げたい」と、イキイキとした表情。谷繁監督が投球を見ていたことについては、「後ろに監督がいたのはわかっていたが、あまり気にならなかった」と、臆することなく自分のペースを貫いた。