腐敗止まらぬ巨人軍 球場を“賭場”にしていた選手の金銭感覚
■笠原元投手はさらなる“爆弾投下”を予告
そうでなくても、巨人にはトランプ、麻雀、高校野球、ゴルフと日常的に賭け事が蔓延していたことが分かっている。トランプや高校野球を対象にした金銭のやりとりはロッカールームで平然と行われ、グラウンド内でも練習中のノックの際にミスの数に応じて数十万円のカネが動いていたことを笠原や同じく無期失格処分を受けた松本竜也元投手(22)が暴露している。巨人の選手が紳士であるとはこれっぽっちも思っちゃいないが、これが彼らの正体、品性ということだ。
弁護士で神奈川大名誉教授の佐藤司氏がこう言った。
「プロ野球選手というより、社会人としての常識にも著しく欠ける行為がチーム内で繰り返されてきたわけです。当然、当たり前の教育、指導を怠ってきた球団と経営者側の責任は重い。今回の一連の騒動で巨人は渡辺恒雄最高顧問以下、オーナー、球団会長が揃って辞任した。しかし、特に渡辺さんは今後も巨人の親会社である読売新聞グループのトップには君臨する。そういう中途半端な責任の取り方で、ここまで汚名にまみれてしまった巨人の何が変わるのか。改めて問われるべきだと思います」