「1安打男」本領発揮 西武・岸は2度目“ノーノー”に現実味

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 西武岸孝之(31)がまた快投を見せた。

 5日の日本ハム戦で五回まで無安打投球。六回、市川に左前打を許したが、終わってみれば打たれたのはこの1本のみだった。大量10点の援護にも恵まれ、堂々の1安打完封勝利である。

 岸の1安打といえば、まだ記憶に新しいのが昨年7月10日の同じ日ハム戦。七回までノーヒットノーランと完璧な投球を見せながら、八回に二塁打とスクイズで0-1の敗戦投手になった。「1安打完投負け」は球団史上初。悔しい「チーム記録」となったものの、14年5月にノーヒットノーラン、10年4月に1安打完封勝利を記録しており「好調時の岸には手も足も出ない」と改めて他球団に印象付けた。

 この日、2年ぶりの完封で今季2勝目を挙げた岸は、これで開幕から16回無失点。「(野手が)打って守ってくれ、気持ちよく投げられました」と笑顔で振り返った。今季、自身2度目のノーヒットノーランもありそうな気配である。

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