協会イベントを無断欠席 “謀反”貴乃花理事に関係者が激怒

公開日: 更新日:

「ふざけるな! って大ひんしゅくですよ。いくら巡業部長だからといって、土俵の中だけ見てりゃいいとでも思っているのか」

 こう憤るのは相撲協会のある親方。怒りを向ける相手は貴乃花理事(43)だ。

 25日に国技館で行われた、「各種不法事案排除の総合的対策について」の研修会。違法薬物、賭博、そして暴力団を徹底して排除しようという勉強会だ。力士、親方衆を含めた約850人の協会職員が出席。当日は遠藤五輪大臣、鈴木スポーツ庁長官などが挨拶をし、八角理事長以下、協会幹部は全員顔を揃える……はずだった。

「ところが、貴乃花理事が来なかったんですよ」と、冒頭の親方はこう続ける。

「他の理事は全員出席しているのに、なぜかひとりだけ姿を現さなかった。何か特別な事情があるのかと思ったら、どうやら休むという届け出もなかったと聞いた。来賓の大臣やスポーツ庁長官まで招いた研修会は協会幹部として出席して当然でしょう」

 貴乃花理事は現在、巡業部長。春巡業では土俵下で手を抜く力士がいないか、目を光らせていたものの、公益財団法人の理事であることに変わりはなし。昨今、スポーツ界でさまざまな不祥事が取り沙汰されているタイミングで行われる研修会は、協会にとって重要な意味を持つ。そうした状況が分からないとすれば、理事失格だろう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇