笠原逮捕は口封じか 野球賭博で新たな選手浮上の可能性も
日本野球機構(NPB)が調査に乗り出したものの、調査委員会の大鶴基成委員長は「(笠原容疑者らに)コンタクトを取っているが、応答がない」とノラリクラリ。4月末にようやく聴取に応じたが、このままウヤムヤになる可能性が指摘されていただけに、突然の電撃逮捕にはビックリだ。一体、何があったのか。あるプロ野球界関係者は「口封じ逮捕ではないか」と言い、こう続けた。
「賭博問題について、巨人もNPBも何とか丸く収めたいと考えていた。そこで早々に選手を契約解除したワケだが、最近になって笠原容疑者がメディアに露出し、賭博の手口などをベラベラ話すようになって大慌てになった。NPB調査委のメンツは丸潰れだし、笠原容疑者はあるテレビで、ナゴヤドームのバックスクリーンに表示された他球場の試合経過を見て、ブルペンにいた高木が『おっしゃ、と跳びはねていた』なんて詳細を語っていた。さらに違法カジノの出入りが球団にバレて代表に呼び出されたものの、『厳重注意だった。隠してくれた』なんてブチまけていた。NPBも巨人も、このまま笠原容疑者を放置していたら、何を言いだすか分からないとヒヤヒヤだっただろう。警視庁はそんな球界の意向をくんで逮捕に踏み切ったと思う」