松山“第5のメジャー”7位終戦 優勝デイとはアプローチに差

公開日: 更新日:

 後半はデイが貫禄のプレーを見せた。

 10番で6メートルのバーディーパットを沈めると、12番は4メートルも放り込むなど起伏のあるグリーンを完全に読み切っていた。16番パー5は2打目をグリーンそばまで運ぶとアプローチは1.5メートルに寄せて楽々3つ目のバーディーを決めて、そのまま逃げ切った。

■3日目からエースパターに戻すも…

 松山もデイに食らいつくためにも難易度17番目の11番パー5で1つでも伸ばしたかった。ところが5メートルのバーディーパットはカップ手前に止まってしまうと、12番でも2.5メートルのチャンスを決めきれない。

 13番パー3はグリーン中央のマウンドを利用して、池に近い左端に切ったピンそば1メートルにつけて技ありのバーディーを奪った。ところが続く14番のティーショットを右ラフに曲げたのがこの日の松山のゴルフを象徴していた。

 2打目はつま先上がり、左足下がりから低い弾道でグリーン奥の小さなバンカーまで転がってしまう。スタンスがバンカーの外というアプローチはスピンが利かず、グリーンをオーバーしてボギー。16番バーディーも、この日は4日間ワーストの73をたたき、ホールアウト後は悔しさから涙を懸命にこらえているのがよくわかった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 2

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  3. 3

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  4. 4

    ヤクルト茂木栄五郎 楽天時代、石井監督に「何で俺を使わないんだ!」と腹が立ったことは?

  5. 5

    バンテリンドームの"ホームランテラス"設置決定! 中日野手以上にスカウト陣が大喜びするワケ

  1. 6

    菜々緒&中村アン“稼ぎ頭”2人の明暗…移籍後に出演の「無能の鷹」「おむすび」で賛否

  2. 7

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  3. 8

    ソフトバンク城島健司CBO「CBOってどんな仕事?」「コーディネーターってどんな役割?」

  4. 9

    テレビでは流れないが…埼玉県八潮市陥没事故 74歳ドライバーの日常と素顔と家庭

  5. 10

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ