松山“第5のメジャー”7位終戦 優勝デイとはアプローチに差
後半はデイが貫禄のプレーを見せた。
10番で6メートルのバーディーパットを沈めると、12番は4メートルも放り込むなど起伏のあるグリーンを完全に読み切っていた。16番パー5は2打目をグリーンそばまで運ぶとアプローチは1.5メートルに寄せて楽々3つ目のバーディーを決めて、そのまま逃げ切った。
■3日目からエースパターに戻すも…
松山もデイに食らいつくためにも難易度17番目の11番パー5で1つでも伸ばしたかった。ところが5メートルのバーディーパットはカップ手前に止まってしまうと、12番でも2.5メートルのチャンスを決めきれない。
13番パー3はグリーン中央のマウンドを利用して、池に近い左端に切ったピンそば1メートルにつけて技ありのバーディーを奪った。ところが続く14番のティーショットを右ラフに曲げたのがこの日の松山のゴルフを象徴していた。
2打目はつま先上がり、左足下がりから低い弾道でグリーン奥の小さなバンカーまで転がってしまう。スタンスがバンカーの外というアプローチはスピンが利かず、グリーンをオーバーしてボギー。16番バーディーも、この日は4日間ワーストの73をたたき、ホールアウト後は悔しさから涙を懸命にこらえているのがよくわかった。