巨神も動いた 中京学院大・吉川尚輝「評価」急上昇の理由

公開日: 更新日:

「菊池2世」の周辺が騒がしくなってきた。

 今秋ドラフト上位候補の中京学院大・吉川尚輝内野手(4年=中京高)が、昨6日に開幕した全日本大学野球選手権で初出場初勝利に貢献した。

 日本文理大戦の初回1死三塁の初打席で、中越え先制適時三塁打。定評のある遊撃守備でも、再三の好守でチームの初戦突破を牽引した。「神宮に来て鳥肌が立った。守備でもアピールしていきたい」と上々の全国デビューに笑顔を見せた。

 50メートル5秒7の俊足と高い守備力が武器。打っても春のリーグ戦の打率・490で首位打者を獲得した。同大学OBの広島菊池涼介(26)になぞらえられる注目選手の神宮デビューに、ネット裏には西武・渡辺SDやヤクルト・小川SDらの幹部を含めた全12球団のスカウトが集結した。

「吉川は当初、今秋ドラフト超目玉右腕の創価大・田中の1位を回避した場合の一本釣りか、田中のクジ引きを外した場合の外れ1位の位置づけでした。といっても、大学ナンバーワン遊撃手といわれ、田中が肩を壊しているという事情も吉川の評価を押し上げている。10年間レギュラーを張れる内野手もどこだって欲しい。特に二塁、三塁のレギュラーが決まっていない上、大黒柱の遊撃・鳥谷の衰えが顕著な阪神が熱心です」(視察したスカウト)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動