ブ厚いソフトBの選手層 G坂本の「東浜」発言で浮き彫りに
「今年の交流戦で一番印象に残ったのは大谷? 雄星? いや、東浜ですね。直球も変化球も球にキレがあってピュッとくる。打ちにくいなと。いい投手だなと一番感じたのは東浜でした」
ソフトバンクの東浜との対戦は10日の初戦。巨人のエース菅野と投げ合った試合で七回途中1失点で降板。坂本は東浜から3打数1安打だった。
東浜は現在5勝負けなしながら規定投球回数に達していない。開幕ローテに入っていなかったからだ。摂津の不調により二軍戦で防御率0.90だった東浜に白羽の矢が立ったのは4月半ば。要するに“繰り上げローテ入り”の投手が、坂本には一番印象に残っているというから、ソフトバンクの層の厚さがよく分かる。
巨人の高橋監督は「交流戦5割を振り返って?5割なんでね。いいか悪いかと尋ねられたら、どちらとも言えませんね」と仏頂面でパとの対戦を総括した。大谷に163キロを見せられたことより、ソフトバンクと絶望的に開いてしまった差の方が、巨人ナインには衝撃だったようだ。