今場所も白鵬の右ヒジの餌食? 日本人力士に足りない気迫

公開日: 更新日:

 おそらく今場所も「あの手」を使うのだろう。10日に初日を迎える大相撲名古屋場所。

 横綱白鵬(31)は、残り13勝となった史上3人目の通算1000勝と38度目の優勝の同時達成を目指すが、いくら勝ち星を積み重ねようが、このモンゴル人を大横綱と認める好角家は少ない。今更ではあるが、立ち合いの「変化」や「かち上げ」は禁じ手ではないものの、相手を痛めつける取り口を日本人は「横綱相撲」とは認めていないからだ。

 しかし、そんな白鵬にデカイ顔をされている日本人力士も情けない。今年の初場所で初優勝した大関・琴奨菊(32)の賜杯は日本出身力士では10年ぶりのこと。

 相撲協会の八角理事長は中央公論8月号のインタビューで「白鵬にやられたらやり返すぐらいの気力が他の力士にない……私は……かち上げがくれば痛いわけだから、それ以上に痛がらせてやろう、というくらいの気持ちでいた」と述べ、さらに、日本人力士が横綱になれないのは気迫が足りないとも語っている。

 要するに、白鵬がひじ打ちの「かち上げ」をやってくるなら、それを受けてばかりいないで、日本人力士もやり返せばいいというのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…