ドタバタ退任騒動で非難殺到 常葉菊川・森下監督の“素性”
■「酒が入ると人が変わる」との評判
「理由はセクハラ疑惑でした。学校へ野球部の取材に訪れた女性記者を食事やカラオケに誘うと、嫌がる相手の肩を抱いたり、車にむりやり乗り込んで手を握るなどしたという週刊誌報道がきっかけでした。学校側もセクハラ行為を認め、処分を受けたのです。11年には先輩選手による後輩への暴力事件が発覚。加害者の選手4人が暴行の疑いで書類送検される事態となり、森下監督の指導力も問題視されました。野球では、バントをしない超攻撃的な森下野球が評価される半面、グラウンドを離れると『酒が入ると人が変わる』『酒癖が悪い』との評判がありました」(前出の地元マスコミ関係者)
この日17時からの会見で「学校から退任しないで欲しいという強い要請を受け、続ける運びになった」と今月末での退任を撤回。甲子園でも指揮を執ることになった。実際は、学校側から説明を受けた日本高野連から、道義的に監督交代は認められない、と“指導”が入り、渋々、甲子園が終わるまでの続投を受け入れた格好だ。その後は御殿場西の監督になる。
「お騒がせして申し訳ありませんでした」
会見でそう頭を下げた森下監督だが、スネには新たな傷が増えた。こういう指導者が名将ともてはやされ、引く手あまたというのだから、ファンは高校野球の薄汚い一面を改めて見せつけられた思いではないか。