男子棒高跳び 決勝の注目は沢野とラビレニの“鳥人超え”

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 決勝はどんな風が吹くのか――5メートル75の予選突破記録をクリアした選手がゼロと“低調”だったリオ五輪男子棒高跳び。1回で5メートル60をクリアした沢野大地(35)がギリギリで3大会ぶりの決勝に残った。5メートル83の自己ベストを持つ沢野に期待したいが、注目は世界記録保持者のルノー・ラビレニ(29=フランス)だ。

 12年のロンドン大会は五輪記録の5メートル93で金メダル。14年2月にウクライナの大会(室内)で6メートル16を出し、“鳥人”ブブカの持つ、屋外室内合わせた世界記録を21年ぶりに更新。観戦していたブブカを驚かせた。

 ただ、ラビレニは屋外ではブブカに及ばない。ブブカ6メートル14に対し、ラビレニは15年に出した6メートル05が自己最高。屋外のリオ五輪でブブカを超えられるか。

 五輪で好記録が生まれるためには、ライバルの出来がポイント。ショーンネシー・バーバー(22=カナダ)やサム・ケンドリクス(23=米国)らが力を出して競り合えば、6メートル超えの争いになる。

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