3決の相手が故障棄権 バド奥原希望“棚から銅メダル”
銀メダル以上が確定する決勝進出を懸けた準決勝では、世界ランク10位で対戦成績3勝1敗の格下、プサルラ(21=インド)に圧倒された。第1セットは最初のポイントこそ取ったものの、その後は1度もリードを奪うことなくセットを落とした。身長179センチの長身プサルラに対し、奥原は156センチ。プサルラのリーチを生かした角度のあるクロスにこの日は翻弄された。
第2セットは3点を先取されてから、この日初の連続5ポイントで一時は逆転。長いラリーを制して、流れを引き寄せたかに思えたが、準々決勝で世界ランク2位の王儀涵(28)をストレートで破る大金星を挙げた相手の勢いと調子が上回り、最後は連続11ポイントを奪われての完敗だった。