両親に宛てた手紙で涙…楽天1位・藤平尚真は心優しき右腕

公開日: 更新日:

 ドラフト会議が終わり、プロ入りが決まった10月末、大貫中学校ではこんなこともあったという。

「ドラフトの直後、藤平くんに『母校の生徒に話をしてくれないか』と頼んだところ、快諾してくれて、先月末『道徳』の授業の一環で3年生のクラスにスペシャルゲストとして呼びました。24人の生徒の前で『夢や目標を諦めないで続けよう』とか『挫折を乗り越えれば大きく成長できる』といった話を堂々とした様子で話していた。立派で貫禄さえ感じましたね。母校や恩師のことを忘れず、恩義を大切にする男だなと改めて思いました」(前出の千艘先生)

 杜の都でどこまで成長するか。

▽ふじひら・しょうま 1998年9月21日、千葉県出身。吉野小学校1年から野球を始め、6年のとき「マリーンズ・ジュニア」に選抜される。富津市立大貫中学校時代は千葉市リトルシニアに所属。3年のとき「U―15」日本代表に選抜される一方で、陸上の走り高跳びでジュニアオリンピック優勝。横浜高に進学し、3年夏の甲子園で七回途中13奪三振の好投で注目を集めた。楽天から単独1位指名を受け、今月7日に契約金1億円、年俸1500万円で契約合意。背番号は野村克也元監督の退任以来、空き番号だった「19」に決まった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動