女子1500mも優勝 “平昌の星”高木美帆がW杯で3冠達成
18年平昌冬季五輪のメダル候補が好調だ。
スピードスケートのW杯カザフスタン・アスタナ大会が4日に行われ、女子1500メートルで高木美帆(22)が1分56秒36で優勝。W杯個人種目を初めて制した3日の1000メートル、女子団体追い抜きに次いで今大会3冠を達成した。
高木は最初の300メートルで全体3番目と出遅れたが、ラスト1周に入ったところで2番手に浮上。終盤に抜け出し、海外勢を振り切った。
今大会3個目の金メダルにもレース後の高木は不満を口にした。700以降の滑りに納得がいかないそうで「優勝はうれしいけど、内容には反省が残る」と厳しい表情だった。
12年、13年の世界ジュニア選手権で日本人初の連覇。前回のソチ五輪でもメダル取りを有力視されながら、代表選考会で結果が残せずに落選した。かつては「スケート界の宝」と言われながら、大舞台でのもろさが目立った。スピードスケートの本場である次戦のオランダ大会では強豪相手に真価を問われる。