レジェンド葛西に陰り…W杯ジャンプ2回目進めず弱音吐く
ベテランジャンパーの調子が上がらない。
ノルディックスキーW杯男子ジャンプ(ノルウェー・リレハンメル)は11日、個人第5戦(ヒルサイズ138メートル)を行い、レジェンドこと葛西紀明(44)は1回目に119.5メートル、105.6点で33位。前回の第4戦に続いて上位30人による2回目に進めない屈辱を味わった。
優勝どころか、今季は表彰台すらない葛西は「タイミングが合わない。どう打開するか、毎日考えている」と苦しい胸の内を明かした。ここまで風向きや雪質に恵まれないケースもあり「今のジャンプで条件が悪いと、なかなか厳しい」と珍しく弱音も吐いた。
カミル・ストッホ(29=ポーランド)が134メートル、130.5メートルの合計289.9点で優勝。日本勢のトップは伊東大貴(30)で136メートル、123.5メートルを飛び、同269.6点で15位だった。