片岡と多くの共通点 G入り陽岱鋼「5年15億円」は大重圧

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 3年前の12月、球団旗の前に座った巨人の原監督(当時)は、満足そうな笑みを浮かべて隣のFA選手に視線を向けた。

「どうしても欲しかった選手。スピード、パワーを持ち合わせ、失敗を恐れない強気なプレースタイルを持っている。これで、来季を戦う態勢が整った。感激しています」

 そう絶賛された片岡治大(33)はしかし、巨人入団3年目の今季はわずか32試合の出場。すっかりベンチを温める姿が板についてきた。移籍1年目に打率.252と期待を裏切り、2年目も・244。西武時代に3年連続50盗塁以上をマークした自慢の脚力も巨人では1年目の24盗塁が最高で今季はたった4だった。

「先日、巨人は日本プロ野球界初のFA補強3人目となる陽岱鋼と合意しましたが、その陽が片岡の二の舞いになるのではないか、という懸念の声がチーム内に広がっているのです。タイプ、キャリア、故障と共通点が多いのは確かです」

 とは、ある巨人OBである。3年前に原監督が片岡を褒めちぎったように、今回の陽もまた、スピードとパワー、そして守備力が評価され、堤GMは「センターをしっかり守れる選手を取れてチームにプラスになる」と相好を崩している。

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