陽入りも決定的 巨人“当落線上”選手はここから悶々の日々
史上初のFA3人取りをもくろむ巨人。DeNAから山口俊(29)、ソフトバンクから森福允彦(30)の両投手の加入は決定済み。巨人はさらに日本ハムから国内FA権を行使した陽岱鋼(29)の獲得に乗り出したことを表明している。
陽は移籍先決定を「年内」と定めているが、獲得意思を表明していたオリックスと楽天に6日、代理人を通じて断りを入れたことから、巨人への入団が決定的とも報じられている。
FA選手は所属チーム内の年俸順位に応じてA、B、Cランクに分けられる。移籍先のチームはA、Bランクの選手を取られた球団に、金銭や人的補償を求められる。人的補償は移籍先の球団が定めた28人のプロテクト選手以外から指名される。森福はC、山口俊はBランク。つまり、DeNAに「29番目」の選手を取られる可能性があるのだ。
FAで獲得した選手が支配下登録の公示後、FA選手の古巣は合計40日以内に指名するというルール。DeNAに移籍する選手は、遅ければ年明けに持ち越される可能性がある。
■DeNAの人的補償ターゲットは?