全勝の稀勢の里 白鵬黒星で“早すぎる単独トップ”の不安

公開日: 更新日:

■支度部屋では泰然自若も

 支度部屋では普段通り、泰然自若の稀勢の里。記者の質問に「感触? うーん、どうですかね。全勝で折り返し? 明日は明日」と、そっけないのも相変わらず。

 白鵬が負けた一番が支度部屋のモニターで流れた時も、眉ひとつ動かさなかった。

 一方の白鵬は予想外の展開に厳しい表情。「まあ、見ての通り。昨日までと違うところ? 違うところはない。こういうこともある」とだけ話すと、囲み取材を打ち切った。荒鷲との一番は明らかな油断だが、ここで反省し、翌日以降の相撲に生かせるのが白鵬の強みでもある。

 フンドシを締め直すであろう白鵬に対し、そろそろ「初優勝」の3文字がメディアに躍りそうな稀勢の里。早すぎた単独トップ、なんてならなきゃいいが……。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…