首位タイから6位転落…宮里優作の“大失速”に評論家苦言
【レオパレス21ミャンマーオープン】
大会2日目から首位に立つ宮里優作(36)が2年ぶりツアー4勝目か、と注目された最終日。
前半は1バーディー、1ボギーとスコアを伸ばせずにターン。それでも首位タイに踏みとどまっていた。そして11番パー5でガードバンカーからの3打目をピンそば50センチに寄せてバーディーを決めると再び単独トップに立った。ところが13番、15番、16番とボギーが続いて失速。通算9アンダー6位に終わった。
「どんどん攻めていかなければいけないのに空回りした。昨日からショットがブレて、今日は肝心なところでパットが入らなかった」(宮里)
■日本人プロのひ弱さを露呈したアジア2連戦
評論家の宮崎紘一氏が、「日本人プロの体たらくがよくわかった」とこう続ける。
「昨季の賞金王、池田勇太は先週のシンガポールから2戦連続予選落ち。マスターズ出場を狙う谷原秀人は優勝争いに絡めない。そして宮里は決勝ラウンドに入ってから71、73とアンダーパーを出せなかった。これでは相手が誰でも勝てない。ゴルフは4日間72ホールの戦いで、勝つための真価が一番問われるのは決勝2日間です。そこで宮里はスコアを崩した。本当に勝負の世界に生きているのかと言いたい。日本ツアーがぬるま湯で、普段から激しいバトルがないから度胸も技術も身につかない。アジアンツアーとの共催2連戦は日本人プロのひ弱さがクローズアップされただけです」